2つの彗星に注目

アルテミスⅡ打ち上げられました!アポロ計画以来の有人月探査。素晴らしいです!開館時だと「さて最新情報展示しないと」という感じになってバタバタするのですが、工事休館のため、ちょっと落ち着いて経緯を見守っています。とはいえ、どこかソワソワしますね。

さて、月に注目が集まっていますが、静かに?大注目なのが2つの彗星です。

1つ目は、C/2026 A1 (MAPS彗星)です。今年発見されたばかりの新しい彗星で、4月4日、太陽に非常に近づきます。
この彗星は、クロイツ群といって、彗星の中でも大変興味深いタイプのものです。
クロイツ群は、かつての大彗星が分裂したものと考えられています。特徴は太陽に非常に接近する軌道を持つことです。1965年に出現した池谷・関(イケヤ・セキ)彗星は代表的なクロイツ群の彗星です。この時は素晴らしい尾を引いた姿が観測されました。今回のマップス彗星はどうでしょう?本体がかなり小さいということが分かっていますので、イケヤ・セキ彗星のようにはならないかなーというのが大方の予想ですが、化ける可能性もあり、目が離せません。

太陽観測衛星SOHO LASCO C3 Latest Image をチェックしてみましょう。日本時間の4月3日から視野に入ってくるはずです。
大彗星になれば、来週あたり地上からも観測できるかも???? アストロアーツの情報もご参照ください

太陽に近づく彗星は、熱で崩壊することもありますが、逆に非常に明るくなる可能性もあります。条件がよければ、夕方の空で肉眼でも見えるほど明るくなる可能性があります。ただし、不確実性も大きく、「どうなるか見守る」というのも、彗星観測の楽しみのひとつです。

もう1つは、C/2025 R3 (PANSTARRS彗星)です。こちらは比較的安定して観測できると考えられていて、今月(4月)中旬から下旬にかけて夜明けの空で見ごろです。明るさは3〜5等ほどで、肉眼では難しいですが、双眼鏡があればその姿を捉えることができます。

C-2025 R3

こちらの写真は、2026年3月27日に撮影したパンスターズ彗星です。
この先、彗星が明るくなって、テールが伸び「てーる」ようすが観察できるといいですね。

彗星の明るさの観測情報は以下が参考になります。

吉田誠一さんの今週の明るい彗星

Comet Observation database (COBS)

いろいろ楽しみですね

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