2024年10月、紫金山(ツーチンシャン)-アトラス彗星(C/2023A3)が地球に近づき、尾を引き明るくなった姿を日没後の西空で楽しめるのでは、と期待が高まっています。
天文科学館では、この彗星を観望する特別天体観望会を開催します。
西空に姿を見せる時、どのくらいの明るさになっているのかわかりませんが、わからないからこそ、期待とともに注目したい天体です。
(このページに掲載している紫金山-アトラス彗星の写真は、9月下旬に、日の出直前の東の空に姿を見せた彗星を、当館の井上館長が撮影したものです。)
天文科学館では、この彗星を観望する特別天体観望会を開催します。
西空に姿を見せる時、どのくらいの明るさになっているのかわかりませんが、わからないからこそ、期待とともに注目したい天体です。
(このページに掲載している紫金山-アトラス彗星の写真は、9月下旬に、日の出直前の東の空に姿を見せた彗星を、当館の井上館長が撮影したものです。)
紫金山-アトラス彗星(撮影 井上毅/撮影日時 2024年9月26日午前5時00分)
日時
2024年
10月17日(木) 午後5時30分~午後7時
10月18日(金) 午後5時30分~午後7時
(午後5時30分~午後6時にご来館ください。)
内容
天文科学館4階より、天体望遠鏡や双眼鏡で順番に観望します。
※天体観望会は天候により中止となる場合があります。
※彗星の状況により観望できない場合があります。
定員
50人
参加費
無料(駐車料金:別途200円)
申し込み
10月10日(木)午前9時から前日午後5時まで先着順に受け付け
申し込みフォームはこちらから
※できるだけ多くの方に参加していただきたいので、申し込みは「どちらか1日」でお願いいたします。
【紫金山-アトラス彗星について】
紫金山-アトラス彗星は、2023年1月9日に中国の紫金山天文台で発見され、同年2月22日に南アフリカのATLAS望遠鏡(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System:地球衝突小惑星の発見を目的とした自動観測プロジェクト)で独立して発見されました。こうした経緯から、両方の観測所・望遠鏡の名前をとって名づけられました。
太陽系の果てにある彗星の巣とされるオールトの雲からやってきたと考えられ、今回初めて太陽に接近する彗星です。2024年9月27日に太陽に最も接近するのは2024年9月27日で、距離は0.391天文単位、地球に最接近するのは、2024年10月12日(0.47天文単位)です。
観察しやすくなるのは、夕方の西空に位置する10月12日以降です。望遠鏡や双眼鏡などの観測道具では、ぼんやりした姿や尾が伸びた様子を観察できるでしょう。とても明るくなれば肉眼で見えるかもしれません。
太陽系の果てにある彗星の巣とされるオールトの雲からやってきたと考えられ、今回初めて太陽に接近する彗星です。2024年9月27日に太陽に最も接近するのは2024年9月27日で、距離は0.391天文単位、地球に最接近するのは、2024年10月12日(0.47天文単位)です。
観察しやすくなるのは、夕方の西空に位置する10月12日以降です。望遠鏡や双眼鏡などの観測道具では、ぼんやりした姿や尾が伸びた様子を観察できるでしょう。とても明るくなれば肉眼で見えるかもしれません。
(C)天体観測手帳2024/金星・アークツルスを追記