玄関前・エントランス


明石市立天文科学館は、東経135度子午線の真上に建つ「時と宇宙の博物館」です。高さ54mの高塔は、そのまま日本標準時子午線の標識でもあります。塔の真下には、子午線の位置を示すラインが引かれています。
受付にはミュージアム・ショップを設け、来館の思い出になる品々をお求めになれます。
ロビーの床には、陶板に焼き付けた北半球の星座絵図があります。黄道12星座を中心に53個の星座が描かれています。

玄関前

子午線ライン

1階出口近くには、時計塔中央を通る日本標準時子午線位置を表示しているエリアがあります。

漏刻

天文科学館は東経135度日本標準時子午線上に1960年6月10日「時の記念日」に開館しました。時の記念日は、天智天皇が671年6月10日に人々に時を知らせたことに由来します。これがわが国最初の時報です。このとき使われたのが漏刻です。漏刻は、水時計の一種で、中国で発明され、日本に伝わりました。
漏刻は、いくつかの水そうが細い管がつながっていて、水が順番に伝わることにより、水の流れを一定にする工夫がこらされています。一番下の水そうの水面が上がるようすをめもりで読みとって時刻をはかります。ここに設置してある漏刻はこうした工夫を再現した全国的にも珍しいものです。日本で最初に時を知らせた時計が、日本標準時子午線の真上で時を刻みます。

子午線の旅

「子午線の旅」は2011年に明石在住の画家・伊藤太一さんが書き下ろした作品で、東経135度子午線上に建てられた数々の子午線標識が描かれた大作です。明石ロータリークラブより、結成70周年を記念して屋外展示が可能なホーロー製のレプリカが寄贈されました。

エントランスロビー

陶板星座絵

17世紀につくられたヘベリウスの星座図を参考にして、黄道12星座を中心に53個の星座が描かれています。大きさは、60cm四角の陶板を25枚つなぎ合わせて、縦横3m。天球の外側から見た構図で表現しています。

宇宙メダカ

1994年7月に打ち上げられたスペースシャトル・コロンビア号で向井千秋さんと一緒に4匹のメダカたちが15日間の宇宙旅行をしました。このメダカたちは脊椎動物として初めて雌雄による産卵行動を宇宙で行いました。この卵は宇宙旅行期間中に孵化(ふか)し、8匹の赤ちゃんメダカが誕生しました。
スペースシャトルから降りた4匹の宇宙メダカは、1300匹の2世宇宙メダカを誕生させ、誕生した2世宇宙メダカは全国304カ所の小学校等に配布されました。当館では、花園小学校から1999年には7世を、2001年には8世をいただきました。現在展示している「宇宙メダカ」は更にそれらの子孫たちです。

ステンドグラス

宇宙をイメージしたステンドグラスです。

ミュージアムショップ

当館オリジナルグッズを多数揃えています。
星空ガイドブックや星座早見盤、ポストカードなど、ここでしか買えない人気のシゴセンジャーグッズなどもあり、子どもから大人まで大注目。