古代文明の最も巨大な遺跡であるピラミッドは、当時の王族の墓です。
ギザのピラミッドは、東西南北に正確にそろって建てられており、正確
な天文観測技術を持っていたことがうかがえます。
エジプトのギザのピラミッド
(B.C.2680-B.C.2550年)

世界各国には先史時代の巨石建造物が残されています。
このイギリスのストーンヘンジは、直径125mもある
遺跡ですが、石の配列が夏至の日の出入りの位置や
夏至と冬至の月の出入りと一致することから、古代の
天文観測所という説があります。
イギリスのストーンヘンジ
(B.C.2800-B.C.1100年)

17世紀のインド(ムガール帝国)の政治家であったジャイ・シン
U世は、インド各地に巨大観測器を並べた天文台をつくりました。
この日時計はジャイプールに残っているジャンタル・マルタン(天文台)
の観測器のひとつです。サムラート・ヤントラとは「最も優れた観測器」
という意味です。
インドのサムラート・ヤントラ
(1734年)

中国では、長い間の天文観測の歴史が残されています。
それぞれの時代で多くの天象台(天文台)がつくられ
ました。この北京に残された天文台は、元の時代のこ
ろから天文台がつくられた場所にあり、17世紀の末期
に改修されたものです。
中国の北京天文台
(1442年)

中央アメリカのマヤ人は正確な天文観測を行っていた民族です。
このピラミッド型の神殿の階段はそれぞれ91段で、四方あわせて
364段あり、神殿の入り口の一段を加えると365段となります。
これは1太陽年の日数と一致します。
メキシコのチチェン・イツァーのピラミッド
(300〜900年)