星の友の会

沿革

「明石市立天文科学館の40年」記念誌より
開館の年、1960(昭和35)年に「夏季天文講座」などを開催したが、これがきっかけとなって、参加者から天文講座を継続してほしいという要望や、実際に望遠鏡を使って観測や研究をしたり、天体写真を撮りたいなどの要望も出てきた。

これに応ずるために、翌36年9月に「星の友の会」を発足させ、9月30日に発会式をおこなった。発会式には、百済教猷・東亜天文学会々長(当時、神戸商船大学講師、昭和39年物故)の「彗星の話」と、長谷川一郎氏(現大手前大教授、理学博士)による「彗星ニュース」解説がおこなわれた。

当時、神戸、姫路など明石近郊には著名な天文学の専門家やアマチュア研究家が多かった。先の両氏の他に、桑原昭二氏(当時、市立姫路高校教諭、元姫路市教育長)、笠谷孝氏(当時、山陽電鉄事業部長、昭和61年物故)に、星の友の会の顧問を委嘱し、館の学芸職員とともに会員の指導に当たっていただくことにした。

発足当時は、小中学生の会員が多かった。小学生を連れた母親が「1年間、星の勉強をさせてやって」とか、中学校の天文クラブ全員で入会し、学校から「クラブ活動として天体観察を指導してほしい」などという要望があった。

そこで、小学生をジュニア・クラス、中学生以上をシニア・クラスとして、それぞれのクラスごとに天文講座を実施した。会員の少ない間は指導者との個人的な接触をする機会も多く、比較的きめこまかい指導をすることができた。

しかし、その後、指導に当たっていただいた人の転勤や激務などで一時期、行事の回数が減少した。そのため天文講座は館主催の行事とし、会員外の人にも参加できるようにした。
また、昭和50年代以来、女性の会員も増加し、生涯学習がさけばれ出した1989(平成元)年頃からは、大学生や一般社会人の比率が高くなってきた。
また、以前には、天体望遠鏡といえば特殊で高価な器械で、市販される数も少なかった。会員の中からは「館の望遠鏡を自由に使用させてほしい」との要望もあった。
しかし、現在では、星に興味を持つ人は、高価な望遠鏡や天体撮影用カメラを所持していて、口径30cm以上の反射望遠鏡を持つ人も多数ある。
また最近の都市部では、スモッグのために美しい星空を見ることは不可能である。そのため、望遠鏡やカメラをマイカーに載せ、光害のない地方まで出かけて観測する人が増えてきた。

このページの先頭へ

このような人々が、星の友の会に要求するものは、さまざまな天体情報である。
このような会員のニーズに応えるために、星の友の会独自の行事として
(1)野外天体観測会
(2)天文台見学会
(3)会報の発行

などを実施してきた。

野外天体観測会は、夏休み中の行事で、山間部のキャンプ地や、野外活動センターなどへ1泊2日の日程で出かけた。

天文台の見学会は、春休み中の行事で、国立天文台岡山天体物理観測所や京大花山天文台など、平素、一般公開されていない施設の見学をおこなった。
会報の発行は、「星の友の会々報」という名称で1961(昭和36)年10月30日に創刊号を出し、1年に数回発行してきた。そして、1971(昭和46)年12月7日発行分(№22)からは「135゜の星空」と改名し、年4回の発行を原則としていたが、1995(平成7)年3月に発行した第110号をもって休刊している。(現在は、発行している)

そのほか、会員が撮影した天体写真や自作の望遠鏡などを展示するなどの特別展を催したこともある。
しかし、平成7年1月の兵庫県南部地震で被害を受けた天文科学館が、長期に休館することになり、星の友の会活動も3月末で休止することになった。天文科学館再開後も諸事情によって星の友の会の再開が遅れていたが、2000(平成12)年度7月1日から再開することになった。

このページの先頭へ

このサイトをご覧いただくにあたって

Adobe Readerダウンロード Adobe Reader

PDFファイルをご覧になるにはADOBE®READERが必要です。
お持ちで無い方は左のボタンよりダウンロードをお願い致します。

  • プライイバシーポリシー
  • 明石市のページへ
  • 明石市「ふるさと納税」のページへ
明石市立天文科学館 〒673-0877 兵庫県明石市人丸町2-6 電話/078-919-5000
メールでのお問い合わせ E-mail :
(迷惑メール防止のため画像にしておりますので、メールの宛名にアドレスを直接打ち込んでください。)