よくあるご質問
子午線の質問
子午線について
Q.子午線ってなに?
天文科学館は子午線の真上に建っていると聞きましたが、子午線ってどういう意味ですか?
A.子午線とは
中国では、古い時代から方位や時刻を十二支で表わしました。
方位については、真北を「子(ね)」、真南を「午(うま)」と呼びました。子午線とは「子」と「午」の方角、つまり真北と真南を結んだ線という意味です。したがって、子午線は、任意の地点を通る南北線のことで、地球上には無数にあります。
一般に、明石を「子午線のまち」といいますが、その意味は「日本標準時の基準となる東経135度子午線上のまち」という意味です。
塔時計について
Q.塔時計の「JSTM」って何の意味?
天文科学館の塔時計に書いてある「JSTM」って何の意味ですか?
A.「日本標準時子午線」の頭文字です。
日本標準時子午線の英語(Japan Standard Time Meridian)の略語です。
日本で使用している時刻は、東経135度子午線を基準にしています。
その子午線(南北線)は、当館の塔時計の中心を通過しており、日本の正午にはこの塔時計の真南に太陽(平均太陽)が見えます。
子午線の位置について
Q.本当に天文科学館は子午線上に建ってるの?
地図で調べたら天文科学館は、東経135度よりずれたところに建っていますが、本当に日本標準時子午線上に建ってるんですか?
A.天文科学館の建設位置
経度緯度には二つの種類があります。
一つは天文経緯度で、それぞれの地点で天体観測によって決められた経緯度です。
他の一つは、地球の形に近い楕円体を考えて地図を作るための基準面にした測地経緯度(地理学的経緯度)です。
この測地経緯度の基準点が、法律改正(測量法)にともなって2002年4月1日から変わりました。
日本では、明治時代に旧東京天文台の経度と緯度を天体観測によって求め、そこを経緯度原点とし、 そこから地球が完全な回転楕円体(ベッセル楕円体(長半径:6,377,397.155m 、扁平率:1/299.152813)を採用していました)と仮定して、地上測量(三角測量)を行って決めた日本測地経緯度を使っていました。
しかし、近年のようにGPS(全地球測位システム)及びGIS(地理情報システム)というコンピュ-タシステムによる位置情報の測定・利用技術が発達してきますと、両技術に対応する世界共通の基準として「世界測地系」が必要になってきました。
測量法では、世界測地系を次のように定義しています。
「世界測地系」とは、地球を次に掲げる要件を満たす扁(へん)平な回転楕円体であると想定して行う地理学的経緯度の測定に関する測量の基準をいいます。
- その長半径及び扁(へん)平率が、地理学的経緯度の測定に関する国際的な決定に基づき政令で定める値であるものであること。(長半径:6,378,137m 、扁平率:1/298.257222101)
- その中心が、地球の重心と一致するものであること。
- その短軸が、地球の自転軸と一致するものであること。
ところが、地球の形は地下の物質の密度分布が一様でないために、水面を連ねた曲面が凸凹して完全な回転楕円体ではありません。
そのために、天文経緯度と測地経緯度は一致しないのです。
天文科学館の子午線塔の位置は精密な天体観測によって決められた、天文経度の東経135度日本標準時子午線上に建てられています。
日本測地経度(地図)の東経135度子午線は、当館の西約370m付近を通っています。
世界測地経度の東経135度子午線は、当館の西約120m付近を通ります。
東経135度子午線が通るまち
Q.東経135度子午線の通っているまちは?
明石は東経135度子午線が通っていると聞きましたが、明石以外にどのような町があるのですか?
A.東経135度子午線の通るまちは
日本標準時の基準となる東経135度子午線は、明石市を含む12市を通っています。
北から京丹後市、福知山市(以上京都府)、豊岡市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市西区、明石市、淡路市(以上兵庫県)、和歌山市(和歌山県)です。
それぞれの町には、目には見えない子午線を表示する標識やモニュメントが建っています。
明石市は、明治43年に日本で最初に標識を建てたことから「子午線のまち」といわれています。









