展示室(3階)

3階展示室には天体や宇宙を解説した模型、隕石や時計の実物展示などがあります。

時のギャラリー

地球儀時計
東経135度子午線を測った子午儀
明治7年金星日面通過を観測した子午儀?
親時計
日時計からクォーツ時計
月のみちかけ
世界の天文台遺跡
三球儀
淳祐天文図
セシウム原子時計
和時計のいろいろ

天文ギャラリー

太陽観測室
惑星の大きさくらべ
惑星の表面
惑星の軌道
隕石(いんせき)
恒星の一生
銀河系のしくみ
宇宙のひろがり
観測資料室

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地球儀時計

 この地球儀時計には、2つの機能が付いています。1つは、世界の国や都市の現在の時刻が一目で分かります。知りたい都市を地球儀から探して、赤道上の時刻目盛環から時刻を読み取ります。もう1つは、地球儀をボタン操作で回転させて、ある国の時刻から他の国の時刻を知ることができます。
また、テーブル上には、デジタル表示で本初子午線通過都市のロンドン(経度0度)、日本標準時子午線通過都市の明石(東経135度)、明石市の姉妹都市である無錫市(中国)とバレホ市(アメリカ)の4都市の時刻が表示されています。


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東経135度子午線を測った子午儀

子午儀とは、子午線の方向(南北方向)にだけ向けられる望遠鏡で、 天体が子午線を通過する瞬間を観測して、その土地の経度を測定したり、 また時刻を測定するのに使われます。

日本標準時の基準となる東経135度子午線の通過地点を観測するために、使われた子午儀などを展示しています。

ザルトリウス子午儀・・・1928(昭和3)年に京都大学地球物理学教室の野満隆治博士らが、明石中学(現明石高校)で経度観測を行ったときに使用した口径37mm経緯儀式子午儀。

バンベルヒ子午儀・・・1951(昭和26)年に京都大学地球物理学教室の上田穣博士らが、人丸山で経度観測を行ったときに使用した口径65mm屈曲式の子午儀。

アスカニア子午儀・・・口径100mm屈曲式の子午儀。
          精密な観測ができ、時刻観測は1/1000秒まで可能といわれています。

フォース子午儀・・・口径65mm水平式の子午儀。

クロノメーター・・・運搬中でも時計本体が水平に保たれる構造になった精密時計。
          経度測定に使用されたと思われます。精度は、1日に1/20〜1/10秒。


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明治7年金星日面通過を観測した子午儀?

子午儀には、いろいろな形式のものがありますが、当館のものは野外に持ち 運びできるもので、形式も古く19世紀にオランダで作られたものと思われます。

1874(明治7)年12月9日に金星が太陽面を通過するというめずらしい天体現象がおこり、 アメリカ、イギリス、フランス、メキシコから観測隊が日本に来ました。
このとき、フランス隊の一隊は、神戸の諏訪山で観測をしました。 その時に使った子午儀が日本に残されたと伝えられています。 この子午儀は、そのときのものと考えられています。

日本に現存する西洋製の子午儀として最古のものであることから、 明石市指定文化財になっています。口径5.5cm。


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親時計

当館の親時計は、天文科学館のシンボルでもある塔時計を制御しています。

この時計は、独立行政法人情報通信研究機構のテレホンJJYから 電話回線で時刻情報を受信して、自動的に補正するようになっています。

その精度は+−1/100秒以下です。


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日時計からクォーツ時計

時を計る道具のはじまりとされる日時計から、現在一般的に 広く使われているクォーツ時計まで、指針の動くしくみや制 御方法、表示方法など基本的なしくみを紹介する装置を展示しています


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月のみちかけ

は夜を明るく照らし、その満ち欠けを見て日を数えることもでき ます。日本で明治のはじめまで使っていた太陰暦は、月の満ち欠 けに合わせてつくられた暦です。このように、月は、昔から人々に とってもっとも親しまれてきた天体です。

このコーナーでは、その何気なく見ている月の満ち欠けをゾート ロープの画像(連続画)で表現しています。


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世界の天文台遺跡

エジプトのギザのピラミッド、イギリスのストーンヘンジ、 インドのサムラート・ヤントラ、中国の北京天文台、メキシコのチチェン・イツ ァーのピラミッドの古代遺跡を展示しています。

その地方独自の時間の概念と暦の技術などを知ることができます。


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三球儀

地球は自転をしながら、1年で太陽の周り を公転しています。また、は地球の周り を27日(星に対して)で公転しています。そのようすを表 現したのが三球儀です。

地球は、自転軸(地軸)をいつも決まった 方向に23.4度傾けているので、軌道上を 公転するにつれて、北半球と南半球への 日光の当たり方が変わってきます。この ために季節変化がおこります。

三球儀では、そのようすや、また、日食や 月食のおこるようすを見ることができます。


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淳祐天文図

中国では、天は一つの国家であるとの考えがあり、星座には官職や職業などの 名がつけられているのが特色です。

淳祐天文図は、北宋時代の元豊年間(1078〜1085年)におこなわれた観測に もとづいて、淳祐7(1247)年に黄裳が作ったもので、星の実測によって作 られた星図としては、世界に誇る文化的遺物といえます。

当館展示の淳祐天文図拓本は、長江下流の蘇州市の孔子廟に刻んで残されて いたものの拓本です。


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セシウム原子時計

原子時計とは、セシウム 原子の持つ性質を利用して制御する時計のこと です。

セシウム原子は1秒間に91億9263万1770回振動 する電波を吸収する性質があります。水晶振動子 でそれと同じ振動数の電波を作り、セシウム原子 にあて、この電波の振動数が少しでもずれると、セ シウム原子は水晶振動子からの電波を吸収しなく なります。するとすぐに水晶時計に信号を送り、 ずれを修正します。

日本では、独立行政法人(旧郵政省)通信総合研究所(東京小金井 市)のセシウム原子時計によって、1秒ごとにJJ Y標準電波(福島県都路村(みやこじむら)と川内村 (かわうちむら)の境にある大鷹鳥谷山(おおたかどややま)の長波帯 標準電波施設から標準電波(40kHz、呼出符号JJY)と福岡県と佐賀 県の県境の羽金山(はがねやま)山頂の長波帯標準電波施設から標 準電波(60kHz、呼出符号JJY))が 発信されています。


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和時計のいろいろ

和時計は、江戸時代に日本で作られた独特の時計で、錘(おもり)が落ちるのを振りテンプで 調整しながら針を動かす「櫓(やぐら)時計」や「掛(かけ)時計」、錘が落ちる 長さから時間の経過を知る「尺時計」、ゼンマイを使用した「枕時計」と呼ばれる 置時計などの種類があり、美しい文様や彫刻に飾られています。

江戸時代には、昼と夜をそれぞれ6刻に分けたので、季節によって、また昼と夜と で1刻の長さが違います。それに合わせるような独特の「からくり」を江戸時代の 時計職人は作りました。


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太陽観測室

太陽観測室では、晴れた日には部屋の中央部にある 投影台に直径139pの太陽像が投影され、観覧者は 自由に見ることができます。この太陽像は4階に設置 された25pのクーデ式太陽望遠鏡でとらえたもので、 ほかに、白色光とHα光を観 測するテレビカメラ用の望遠鏡があり、モニターテレビで見ることがで きます。

また、周囲の壁では、さまざまな顔をもつ太陽の姿を写真 で紹介しています。


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惑星の大きさくらべ

惑星の大きさ比べの模型では、各惑星のデータとともに、 地球を65pの白い球体として各惑星の大きさを比べてい ます。木星型惑星(木星、土星、天王星、海王星)は、大きいために右 の写真のように球面のカーブでしか表現できません。


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惑星の表面

月や地球型惑星(水星、金星、地球、火星)の表面の地形を 表現した模型は、見るだけでなくさわることによって、凹凸がわ かるようになっています。


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惑星の軌道

太陽のまわりには、9個の惑星がまわっています。展示室壁面には、各惑星の軌道のようすを 5兆万分の1の縮尺で描いています。

また、太陽系の誕生のようすをアニメーションで放映しています。


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隕石

隕石は、多くが小惑星のかけらと考えられ、 ときどき地球に落下して きて、人の目にふれます。隕石は、太陽系の誕生や生命の起源を研 究する上で、貴重な資料です。

当館では、鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石エコンドライト、石質隕石 コンドライトの4種類を展示しています。


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恒星の一生

恒星は、星の間を漂うガスが収縮して核融合がはじまると誕生します。

ガスから生まれた星は、一生のほとんどを安定した主系列星としてすごし、 最後に大きくふくれた後、重さに合わせてさまざまな死をむかえます。

この展示では、恒星の一生を1コマ毎に表現した絵がストロボに照らされ、動画 (アニメーション)のように見ることができます。絵の位置をダイヤルで合わせ ながら観察に集中すると、やがて1コマづつの変化が見えてきます。


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銀河系のしくみ

夜空に見える星や、天の川をつくっている天体は、 直径10万光年の円盤状の空間に集まっています。これを 銀河系といい、地球も太陽系もこのなかにあります。

銀河系には2,000億個ほどの星と、ほぼ同数の星の重さほどのガス や微粒子が集まっていると考えられています。太陽系は中心から約 3万光年の場所にあると考えられています。

銀河系の中心部では、直径100光年ほどの範囲に数10万個の星と ガスや微粒子が密集し、激しい爆発的な活動をしています。中心 から2000光年のところには水素ガスが輪のようにとりまいています。 さらに1万光年の付近には秒速50qで膨張している水素ガスの輪が あります。

銀河系全体は自転していて、太陽付近の星は秒速250qほどで 銀河系中心のまわりを回っています。その周期は2億年といわ れています。

銀河系の円盤部をかこんで、直径15万光年の球形の空間には、数百個の 球状星団やうすい水素ガスがあります。これを銀河系のハローといいます。

この展示は、銀河系がどのような構造になっているかを光ファイバー を使った模型や映像を使ってわかりやすく解説しています。
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宇宙のひろがり

宇宙は、いったいどこまで続いているのでしょうか。 宇宙には、端があるのでしょうか。星空を見上げたとき、 誰もが疑問に思うことです。

この模型は、「もし、私たちが、宇宙へ飛び出し、うしろをふりかえると、 どのような景色が見えるか」を表現しています。

明石海峡をバックに記念撮影している2人の姿が見えます。 やがて、兵庫県、近畿、日本が小さくなり、地球が遠ざかっていきます。 そして、地球を含む太陽系の惑星たちが離れていきます。太陽系を出ると恒星の 空間を飛行することになります。
銀河系全体の姿が見えるようになると 、まわりには、銀河系と同じような形をした宇宙が群を作っている銀河群 や銀河団が見えてきます。そして、ついに網の目のように 広がる泡(あわ)宇宙の構造が見えてきます。


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観測資料室

3階展示室に天体に関する観測資料を展示 したコーナーがあります。

天文学は、歴史の最も古い学問です。古代の人々が、 夜空を見上げて思いをめぐらし、自分たちのすんでい る宇宙像を考えてきました。そして、いろいろな天体現 象を探究し、新しい法則の発見や、観測技術の発明 を生みだしてきました。

このコーナーには、観測史、発見史、宇宙開発史、 観測機器・天文施設の歴史年表や、ガリレオが使っ た望遠鏡やニュートンが作った望遠鏡の模型、野 辺山電波望遠鏡(1/235)、ハーシェル望遠鏡(1/ 100)、八ッブル望遠鏡(1/70)、すばる望遠鏡(1/ 220)の模型をはじめ、各種望遠鏡のしくみを描 いたパネルを展示しています。


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