3階展示室には天体や宇宙を解説した模型、隕石や時計の実物展示などがあります。
日本標準時の基準となる東経135度子午線の通過地点を観測するために、使われた子午儀などを展示しています。
ザルトリウス子午儀・・・1928(昭和3)年に京都大学地球物理学教室の野満隆治博士らが、明石中学(現明石高校)で経度観測を行ったときに使用した口径37mm経緯儀式子午儀。
バンベルヒ子午儀・・・1951(昭和26)年に京都大学地球物理学教室の上田穣博士らが、人丸山で経度観測を行ったときに使用した口径65mm屈曲式の子午儀。
アスカニア子午儀・・・口径100mm屈曲式の子午儀。
フォース子午儀・・・口径65mm水平式の子午儀。
クロノメーター・・・運搬中でも時計本体が水平に保たれる構造になった精密時計。
1874(明治7)年12月9日に金星が太陽面を通過するというめずらしい天体現象がおこり、
アメリカ、イギリス、フランス、メキシコから観測隊が日本に来ました。
日本に現存する西洋製の子午儀として最古のものであることから、
明石市指定文化財になっています。口径5.5cm。
この時計は、独立行政法人情報通信研究機構のテレホンJJYから
電話回線で時刻情報を受信して、自動的に補正するようになっています。
その精度は+−1/100秒以下です。
このコーナーでは、その何気なく見ている月の満ち欠けをゾート
ロープの画像(連続画)で表現しています。
その地方独自の時間の概念と暦の技術などを知ることができます。
地球は、自転軸(地軸)をいつも決まった
方向に23.4度傾けているので、軌道上を
公転するにつれて、北半球と南半球への
日光の当たり方が変わってきます。この
ために季節変化がおこります。
三球儀では、そのようすや、また、日食や
月食のおこるようすを見ることができます。
セシウム原子は1秒間に91億9263万1770回振動
する電波を吸収する性質があります。水晶振動子
でそれと同じ振動数の電波を作り、セシウム原子
にあて、この電波の振動数が少しでもずれると、セ
シウム原子は水晶振動子からの電波を吸収しなく
なります。するとすぐに水晶時計に信号を送り、
ずれを修正します。
日本では、独立行政法人(旧郵政省)通信総合研究所(東京小金井
市)のセシウム原子時計によって、1秒ごとにJJ
Y標準電波(福島県都路村(みやこじむら)と川内村
(かわうちむら)の境にある大鷹鳥谷山(おおたかどややま)の長波帯
標準電波施設から標準電波(40kHz、呼出符号JJY)と福岡県と佐賀
県の県境の羽金山(はがねやま)山頂の長波帯標準電波施設から標
準電波(60kHz、呼出符号JJY))が 発信されています。
江戸時代には、昼と夜をそれぞれ6刻に分けたので、季節によって、また昼と夜と
で1刻の長さが違います。それに合わせるような独特の「からくり」を江戸時代の
時計職人は作りました。
当館では、鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石エコンドライト、石質隕石
コンドライトの4種類を展示しています。
銀河系には2,000億個ほどの星と、ほぼ同数の星の重さほどのガス
や微粒子が集まっていると考えられています。太陽系は中心から約
3万光年の場所にあると考えられています。
銀河系の中心部では、直径100光年ほどの範囲に数10万個の星と
ガスや微粒子が密集し、激しい爆発的な活動をしています。中心
から2000光年のところには水素ガスが輪のようにとりまいています。
さらに1万光年の付近には秒速50qで膨張している水素ガスの輪が
あります。
銀河系全体は自転していて、太陽付近の星は秒速250qほどで
銀河系中心のまわりを回っています。その周期は2億年といわ
れています。
銀河系の円盤部をかこんで、直径15万光年の球形の空間には、数百個の
球状星団やうすい水素ガスがあります。これを銀河系のハローといいます。
この展示は、銀河系がどのような構造になっているかを光ファイバー
を使った模型や映像を使ってわかりやすく解説しています。
この模型は、「もし、私たちが、宇宙へ飛び出し、うしろをふりかえると、
どのような景色が見えるか」を表現しています。
明石海峡をバックに記念撮影している2人の姿が見えます。
やがて、兵庫県、近畿、日本が小さくなり、地球が遠ざかっていきます。
そして、地球を含む太陽系の惑星たちが離れていきます。太陽系を出ると恒星の
空間を飛行することになります。
天文学は、歴史の最も古い学問です。古代の人々が、
夜空を見上げて思いをめぐらし、自分たちのすんでい
る宇宙像を考えてきました。そして、いろいろな天体現
象を探究し、新しい法則の発見や、観測技術の発明
を生みだしてきました。
このコーナーには、観測史、発見史、宇宙開発史、
観測機器・天文施設の歴史年表や、ガリレオが使っ
た望遠鏡やニュートンが作った望遠鏡の模型、野
辺山電波望遠鏡(1/235)、ハーシェル望遠鏡(1/
100)、八ッブル望遠鏡(1/70)、すばる望遠鏡(1/
220)の模型をはじめ、各種望遠鏡のしくみを描
いたパネルを展示しています。
時のギャラリー
地球儀時計

東経135度子午線を測った子午儀

明治7年金星日面通過を観測した子午儀?

親時計

日時計からクォーツ時計

月のみちかけ

世界の天文台遺跡

三球儀

淳祐天文図

セシウム原子時計

和時計のいろいろ
天文ギャラリー
太陽観測室

惑星の大きさくらべ

惑星の表面

惑星の軌道

隕石(いんせき)

恒星の一生

銀河系のしくみ

宇宙のひろがり

観測資料室
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東経135度子午線を測った子午儀
子午儀とは、子午線の方向(南北方向)にだけ向けられる望遠鏡で、
天体が子午線を通過する瞬間を観測して、その土地の経度を測定したり、
また時刻を測定するのに使われます。
精密な観測ができ、時刻観測は1/1000秒まで可能といわれています。
経度測定に使用されたと思われます。精度は、1日に1/20〜1/10秒。
index
明治7年金星日面通過を観測した子午儀?
子午儀には、いろいろな形式のものがありますが、当館のものは野外に持ち
運びできるもので、形式も古く19世紀にオランダで作られたものと思われます。
このとき、フランス隊の一隊は、神戸の諏訪山で観測をしました。
その時に使った子午儀が日本に残されたと伝えられています。
この子午儀は、そのときのものと考えられています。
index
親時計
当館の親時計は、天文科学館のシンボルでもある塔時計を制御しています。
月のみちかけ
月は夜を明るく照らし、その満ち欠けを見て日を数えることもでき
ます。日本で明治のはじめまで使っていた太陰暦は、月の満ち欠
けに合わせてつくられた暦です。このように、月は、昔から人々に
とってもっとも親しまれてきた天体です。
世界の天文台遺跡
エジプトのギザのピラミッド、イギリスのストーンヘンジ、
インドのサムラート・ヤントラ、中国の北京天文台、メキシコのチチェン・イツ
ァーのピラミッドの古代遺跡を展示しています。
三球儀
地球は自転をしながら、1年で太陽の周り
を公転しています。また、月は地球の周り
を27日(星に対して)で公転しています。そのようすを表
現したのが三球儀です。
セシウム原子時計
原子時計とは、セシウム
原子の持つ性質を利用して制御する時計のこと
です。
和時計のいろいろ
和時計は、江戸時代に日本で作られた独特の時計で、錘(おもり)が落ちるのを振りテンプで
調整しながら針を動かす「櫓(やぐら)時計」や「掛(かけ)時計」、錘が落ちる
長さから時間の経過を知る「尺時計」、ゼンマイを使用した「枕時計」と呼ばれる
置時計などの種類があり、美しい文様や彫刻に飾られています。
隕石
隕石は、多くが小惑星のかけらと考えられ、
ときどき地球に落下して
きて、人の目にふれます。隕石は、太陽系の誕生や生命の起源を研
究する上で、貴重な資料です。
銀河系のしくみ
夜空に見える星や、天の川をつくっている天体は、
直径10万光年の円盤状の空間に集まっています。これを
銀河系といい、地球も太陽系もこのなかにあります。
index
宇宙のひろがり
宇宙は、いったいどこまで続いているのでしょうか。
宇宙には、端があるのでしょうか。星空を見上げたとき、
誰もが疑問に思うことです。
銀河系全体の姿が見えるようになると
、まわりには、銀河系と同じような形をした宇宙が群を作っている銀河群
や銀河団が見えてきます。そして、ついに網の目のように
広がる泡(あわ)宇宙の構造が見えてきます。
観測資料室
3階展示室に天体に関する観測資料を展示
したコーナーがあります。
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